キャリアコーチとは何か?
キャリアコーチを話す前に、まずはその言葉の意味を確認してみようと思います。
まず、キャリアコーチという言葉を「キャリア」と「コーチ」に分解します。
「キャリア」とはウィキペディアによると、
経歴、職歴。専門技能を持って職に就いている者。と解説されています。
同じく、「コーチ」は、訓練・指導する人、家庭教師、監督などと解説されています。
つまり、キャリアコーチとは、経歴、職歴を訓練・指導する(コーチング)人と定義できそうです。
類似の言葉として、以下のようなものもあります。
・キャリアコンサルタント
・キャリアアドバイザー
・キャリアカウンセラー
ちなみに、「キャリアコンサルタント」は、2016年4月から国家資格となりました。
そして、名称独占資格(職業能力開発促進法第三十条の二十八)ですので、指定登録機関特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会への登録をしていない人は名乗る事が出来ません。
ところで、「キャリアコンサルタント」が国家資格になった理由は、「企業を取り巻く環境の変化が起こる中で、経済成長を持続的にするため、働き手が自らのキャリアについて主体的に考える習慣を身に付ける環境を整備することが重要であり、そのためには、定期的なキャリアコンサルティングの機会を提供することが大切である」とされているからです。
そのキャリアコンサルタントの定義は、個々人の適性や職業経験に応じて職業設計を行い、これに即した職業選択や能力開発を効果的に行う専門家となります。
実は、キャリアアドバイザーもキャリアカウンセラーも国家資格か、そうでないかの違いであって、仕事としてはほとんど変わりはありません。
一方で、「キャリアコーチ」との違いは何かと言えば、これも大きな違いはないと考えています。
それぞれ意味するものとして、「クライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することをサポートする」というように捉えています。
唯一違いがあるとすれば、キャリアコーチングは、「自分が本当になりたい姿やそう思う背景、マインドセットを含めて深く入り込む」ということになります。
もう少し具体的に言うと、キャリアコーチングは、「ゼロベース」でクライアントの可能性を最大限考えるのに対して、キャリアコンサルティングは、「過去の経験・実績」を起点に考えることになります。
<キャリアコーチングの流れ>
・現状確認/現状把握
・ゴールの具体化/明確化
・課題を明確にする
・新しい行動/選択肢をつくる
・必要なリソースの明確化と獲得
・ゴールへの道筋をつくる
<キャリアコンサルティングの流れ>
下記は厚生労働省のHPを参考にしています。
弊社は、上記の言葉の定義に関係なく、柔軟にクライアントと向き合ってきましたが、今のスタンスとしては、過去の経験や実績に関係なく、自分のありたい姿を一緒に考え支援するということに重きをおいてお話をしていきたいと考えています。
現在は無料でキャリアコーチングサービスを提供しておりますので、気になる方はお気軽にお申し込み下さい!